設立趣旨

テレビ、ラジオ、新聞、書籍はもとより、近年急速に普及したインターネットや携帯電話などの通信技術の発展は、誰もが必要とする情報を居ながらにして入手できる、十年前には考えられない恩恵を我々に与えてくれました。

しかし、これら豊富な情報の中には、善意に満ち有益なものから、単に商品を売るための偏った情報や健康に危害を及ぼす可能性のあるものまで、玉石混淆としているのも事実です。
このような氾濫する情報の中から信頼性の高い情報を選択し、満足のいく医療サービスを受けるためには、利用者それぞれが、情報を選択する能力を持つことが不可欠でありますが、残念ながら現状では、情報に振り回され誤った方向に誘導される可能性が生じております。
その結果、正確な情報のないまま医療不信が募り、医療過誤や其れに起因する訴訟も後を断つことなく増加しつつあります。

これらの問題を解決し、安心して医療のサポートを受けつつ健康で快適な生涯をおくるためには、その指針となる「公正中立で医療消費者目線の情報提供機構」が不可欠であると思います。
本来であれば、厚生労働省始めとした公的機関や医療に携わる各教育機関や自治体などが率先して行うべき事業内容ではありますが、制度改革の遅れや一般消費者にとっては無縁の利害関係等から、思う様に進まないでいるのが実情であります。

以上の社会背景に鑑み、国民すべてが医療に信頼を託し安心して活用できる情報を提供すべく、多くの医療現場に携わり共通の問題意識を持った関係者にご協力頂き、ここに『特定非営利活動法人 標準医療情報センター』を設立することと致しました。

特定非営利活動法人 標準医療情報センター
理事長 下地 恒毅

入会案内

 
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