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脳梗塞は細い動脈が原因となるラクナ梗塞、動脈硬化により血管が細くなりそこに血栓がつまるアテローム血栓性脳梗塞、心臓から血栓が飛んで脳の動脈を詰めてしまう心源性脳塞栓、その他に分類されます。それぞれ病態が違い治療法も異なります。小渕首相についで長嶋オリンピック監督も脳梗塞で倒れましたが、お二人とも心源性脳塞栓による脳梗塞です。これは心房細動が原因のこと発症から3時間以内でCTスキャンで梗塞所見がまだ出ていない場合に組織プラスミノーゲンアクチベータ(t−PA)を静脈注射し血栓を溶かす(グレードA:強く勧める)ことが多く、脈が一分間に200回くらい打って動悸がするものです。 ○ 脳梗塞急性期 病態によっては発症から数時間以内に治療が開始されれば治すことが可能な病気として注目されていますので、症状が起きたらすぐに脳外科か神経内科のあるちょっと大きな病院へ行ってください。ここではまずグレードA、Bを示します。 I まず詰まった血栓を溶かす治療をします。
II 血栓が溶けないで脳梗塞ができてしまうと脳に水がたまってきて(脳浮腫)脳が腫れてきます。また梗塞周囲の脳はまだ生きていてその部分を救わなければなりません。そのためには以下のことが勧められます。
以上のグレードA、Bのみのガイドラインをまとめると実際に日本でできることは限られてしまいます。 ■心源性脳塞栓の場合は 3時間以内であればt−PAを静注するか、 6時間以内であれば経動脈的血栓溶解を行います。 それ以上時間が過ぎた場合は血栓溶解はできないので、アスピリンの経口投与、グリセロール、アルガトロバンの静注で経過を観察し、意識障害が進行する場合は頭蓋骨をはずす手術が必要になる場合があります。 ■アテローム血栓性脳梗塞では 血栓溶解ができるチャンスは少なく、アスピリンの経口投与、グリセロール、アルガトロバン、オザクレルナトリウムの静注で経過を観察することになります。 グレードC1の治療がこれに適宜加わることになり、そこで少しずつ違ったものになります。 しかしガイドラインは時代に合わせてどんどん変わっていくものです。新しい治療法が開発されて脳梗塞の患者さんが大勢社会復帰できるようになってほしいと思います。 ○ 脳梗塞慢性期 脳梗塞の急性期治療が過ぎるとリハビリテーションと再発予防が主な目的になります。 危険因子の管理と再発予防 脳梗塞を起こした人が再発しないためにどうしたらよいか
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